~私、ひでポン吉が日経新聞の中で気になる記事を独断と偏見で選び出し、"真っ白"な心で勝手気ままに意見(イチャモン)をつける、上から目線の「日経はおも白い」と題したコーナー。
日経新聞は一般大衆紙に比べお値段が少々張り、また難しく敷居が高いと思われ敬遠してしまっている”あなた”に(私も最近までそうでした)「ちょっとでも読むきっかけとなれば」と思い、日経新聞の中で関心を惹いた記事を紹介します~
現在、三菱自動車が軽自動車燃費のデーター不正問題で会社の存続自体が危ぶまれています。同社の株をお持ちの方の心中をお察しします。
時を同じくして、三菱グループ・三菱地所の福澤武名誉顧問が日経新聞の「私の履歴書」を執筆連載中です。
4月27日付で「三綱領」と題した三菱グループの企業行動憲章を紹介しています。
これは三菱第4代社長の岩崎小弥太が作ったそうで
①所期奉仕
②処時光明
③立業貿易
の三つです。
福澤名誉顧問が社長時代、ある事件から企業風土を変えようとした際に、この「三綱領」に行き着きたそうです。
顧問はその3つを「パブリック」「フェア」「グローバル」と読み替えて企業行動憲章を作り、今でもこの憲章は社内の事務室や会議室応接間に掲げてあるとのこと。
翻って三菱自動車は企業理念となるようものがあったんでしょうか。気になって同社のホームページで「企業理念」というキーワードで調べてみたところ、ありました。
ホームページから引用させてもらうと(一部抜粋)
―当社は三菱グループの「<strong>三綱領」</strong>の精神を受け継ぐとともに、当社の存在意義と進むべき方向を明確にするために、この度、企業理念を制定しました。今後、全ての企業活動はこの企業理念に基づいて進めて参ります。
大切なお客様と社会のために、走る歓びと確かな安心を、こだわりをもって、提供し続けます。
○大切なお客様と社会のためにお客様第一主義に徹します○走る歓びと確かな安心を三菱自動車のクルマづくりの方向性を明確にします
○こだわりをもって~三菱自動車らしいこだわりを大切にします
○提供し続けます~継続性を重視します―
と、やはり、「三綱領」が出てきます。
”理念だけでは人は動かない”、”理想と現実が違う”って思ってしまうのが俗人の悲しいサガですが、やはりこのような企業理念という一本の芯が心のどこかにあれば誰かが間違いを指摘して、不正などに手を染めることなどなかったかもしれません。
遠い昔、スキーブームで知世ちゃん主演の「私をスキーに~」なんて映画があった私の青春時代のこと、三菱パジェロは人気の車種で高値の花でした。
この「三綱領」の精神に立ち返り、三菱の技術を集結した車を作り復活を望みたいところです。
詳しい内容は”日経新聞”買って読んでくださいね。
(私は日経新聞の回し者です(*^^)v冗談)