日経新聞は一般大衆紙に比べお値段が少々張り、また難しく敷居が高いと思われ敬遠してしまっている”あなた”に(私も最近までそうでした)「ちょっとでも読むきっかけとなれば」と思い、日経新聞の中で関心を惹いた記事を紹介します~
本日の日経新聞20面読書欄「半歩遅れの読書術」というコーナーで「ヨブ記の問い・不幸に意味があるのか」と題した記事を美術史家の宮下規久朗氏が書いています。
私はキリスチャンではないのですが、結婚式は教会で挙げて神父さんから聖書を頂きました。その私は「ヨブ記」と聞いて聖書を思い浮かべることはできますが、新約か旧約か恥ずかしながらわかりませんでした。(罪深い私ですが、頂いた聖書はちゃんと本棚に鎮座しています)
前置きはさておき記事の話もどると、同氏は若いころから聖書に親しみ、特にこの「ヨブ記」に惹かれたそうです。
ここでヨブ記をご存じない方に同氏か簡単なあらすじを記事に書いているので引用させてもらうと、
~義人ヨブが一朝にして家族や財産を失い、自らも重い病にかかりながら、見舞いに来た友人たちと論争してその意味を探る物語であり、悪が栄え、善人が苦しむ世の不条理を問いかけている。3人の友人は、因果応報論によってヨブを諌めるが、ヨブは潔白を訴え神に直訴する。最後に神が大嵐の中から登場してヨブに語りかけるが、全知全能ぶりを披歴してヨブを問いつめ、彼の問いには答えない。ヨブはそんな神に恐縮して懺悔し、以前にもまして幸福が与えられるというパッピーエンドとなる~引用おわり
というものです。
3年前に同氏のお嬢さんが癌になり、娘さんを助けるために必死に祈ったそうですが聞き届けられませんでした。そのときに、牧師さんや友人がこの本を贈ってくれ、以前読んだときは感心したが、悲嘆の中で再読して怒りさえ覚えたそうです。
親しい人が亡くなることは悲しく辛いことです。理不尽ですがその現実は自分で変えることができません。
みなさんは、絶対に当たる予言をご存知ですか?
それは「人はいつかは死ぬ」ということです。人は生まれた瞬間から死へと向かって歩いて行かなければなりません。
今回は「日経はおも白い」というタイトルで取り上げるには失礼かとは思いましたが、同氏の記事を読んで深く考えさせられたので紹介させてもらいました。
詳しい内容は”日経新聞”買って読んでくださいね。
(私は日経新聞の回し者です(*^^)v冗談)