先月読んだ本で
「日経平均トレーディング入門」 ~國宗利広著中央経済社刊
が大変参考になったので紹介します。
著者は野村證券で取引所の場立ちから日経平均オプションのヘッドトレーダー経験して現在は匠投信投資顧問(株)で運用担当部長をしている方です。(書籍紹介から抜粋)
この本には日経平均のトレードをする上で知っておくべきことが書かれており、読み進めていくうちに私の浅薄の知識が露呈しました。(>_<)
この本の中で私が特に得心したのが第4章「考え方を知る」に書かれていた”先物トレーダーの思考”という箇所でした。その内容を私がざっくりと要約して引用させてもらうと
先物トレーダーの思考
○どちらに動くか分からない
○しかし不定期に(ランダム)持続的な動き(トレンド)が発生する
○これらの可能性 のあるものに乗り
○ 間違いは直ちに認め
○ 適切な期間乗り続け
○ 適切な資金管理を繰り返す
短期トレードに必要な事は以上が全てである。
この思考に基づいて いろいろな手法を 当てはめていく。
手法に必要な要素は3点
○ 確度の高い動きをどう発見するか(エッジのある手法)
○間違いは直ちに認める(損切りルール)
○適切な期間乗り続ける(利を伸ばす)
正しいトレーディングは思考法であって手法ではない。
思考法は変える必要はないが手法は常に見直していく必要がある。
その他、アルゴリズム取引についてや需給による板の動きや読み方などが勉強になりました。
日経先物をトレードしている方には一読をお勧めします。また、一般株をトレードしている方でも相場全体の流れを把握するため、日経平均を理解しておくことは重要と思います。