生涯投資家、誤解していました

今日も懲りず、徒然なるままに更新。

2006年ライブドアショックは記憶に残る出来事で、Hエモンと村上ファンドは世間を騒がせました。その村上ファンドを率いた村上世彰氏が書いた「生涯投資家」を読了したので紹介したいと思います。

ライブドアショックが世間を騒がした時代、まだ私は本業が忙しく、株を買って”ほったらかし”したまま、今のように株で糊口をしのぐことになろうとは思いもしない頃でした。

日常株に関心のない人も、毎日ワイドショーなのに取り上げられていたこともあり、村上氏やHエモンがインサイダー関連で逮捕されたことなどの一連の出来事は、世間に強烈なインパクトを与えました。

報道では村上氏やHエモンが悪者のごとき印象操作があり、私も彼らに対して「金の亡者」という悪い印象しか残っていませんでした。

しかし、この本を読み終えて「本当に彼らは悪者であったのか」考えさせられ、実際は旧套墨守、既得権を守る、変革を恐れる、偏向報道等の言葉に該当する輩による、ある意味で被害者であると。

この本を読んで村上氏の今まで抱いていた印象が変わった私、最近同氏が出版された「いま君に伝えたいお金の話」も購入しちゃいました。

で、この本で参考になったこと3つ。

①村上世彰氏の投資哲学、投資の基本は父の言葉で「上がり始めたら買え。下がり始めたら売れ。一番安いところで買ったり、一番高いところで売れるものだと思うな」

②「リターン＞リスク＝期待値」期待値が大きくないと金銭的には投資する意味がない。的確に判断できることが優れた投資家である。

③投資判断を行うにあたって重要視している指標はIRR内部収益率
（IRRについては→クラウドポートニュースhttps://www.crowdport.jp/news/8507/）

今日でも「村上ファンド」と聞くと「ハゲタカ」などいう悪いイメージが浮かんできてしまうが、何かを変革する者には旧態勢力の抵抗や時代に理解されないことは歴史が物語っています。

「和を以て貴しとなす」と古より日本人の身体にしみこんでいる良き精神は、時として悪因となる。

村上氏が功罪の判断は別としても、株式界に与えた影響は多大であったと思うのだが。







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