~時代を1歩、いや3歩あとから追いつく読書、ピ、ラ、未、読~
(ピラ未読とは~ピラニアの如く貪欲に本を収集しピラミッドの如く読まずに積み上げる読書)
理系の勉強をなさってきた方は読んだことがあるか、本の題名は知っていると思いますが、
「いかにして問題を解くか」(G.ポリア著丸善出版刊)
という本をかなり前に読んで内容も忘れかけていた最中、この本のを噛み砕いて説明してくれている
「数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか」(竹内 薫著丸善出版刊)
という本を購入したので紹介さいます。
同著書は「ポリアの思考術」をもっと簡単にして数学的知識が苦手の文系の人でも問題解決思考法を伝授したです。
著者の竹内氏はNHKの番組「サイエンスZERO」などに出演されているサイエンス作家です。
ポリアの「いかにして問題を解くか」は以前読んだことがあるのですが、読了出来ずに挫折した記憶があります。
それはさておき、この本では問題を解決するため「ポリアの教え25箇条」が紹介されています。
この教えでは4つのステップとして
①問題を理解すること
②計画を立てること
③計画を実行すること
④ふり返ってみること
があり、その4つのステップの中に細かく25個の教えが詰まっています。
私はあまりにも多くて覚えられず、ちょっと頭に残りませんでしたが、この挫折感を救ってくれたのが「数学×思考=ざっくりと いかにして問題をとくか」です。(笑)
人間の短期的に一度に覚えられることは7つ±2いわゆる「マジックナンバー7」。私の記憶力は7マイナス2に辛うじて届くかどうかであることを甘んじて受け入れているので、常に「シンプル」を心がけており、著書名に含まれる”ざっくり”という語が私の心にまさしく”ザックリ”刺さりました。
著書ではポリアの教えを踏まえて、さっくり4つの思考法にまとめています。
それは次の4つです。
①ざっくりと絵やグラフにしてみる
②ざっくりと仮説をたくさんあげてみる
③ざっくりと桁で憶えてみる
④ざっくりとデータの分布や誤差を推定してみる
そしてこの思考法をどのように活用するか「フェルミ推定」や「モンテカルロ法」などを使用して説明しています。
しかし、この本を深く理解するには数学知識がまったく不要とはいかず、高校卒業程度の知識はいるかも。やっぱり私の中学算数並の知識では、本書の内容は”ざっくり”としか理解できていないようです(笑)
でも、問題解決の思考法のさわりだけは解ったかも←ざっくりだな^_^;